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2012年2月2日木曜日

照明計画 (1)


最近、壁や窓の位置の微調整など、細かい内容の打ち合わせが多く、Blogに書きづらかったので、しばらく更新をサボってました。

建物のプランが固まってくると、次は床や壁紙の種類や、コンセント・スイッチ・照明など電気系の配置など、検討内容はさらに細かくなってきます。

そこで、今回は照明の話です。

従来の白熱電球、蛍光灯に加え、最近はLED照明が注目されているため、どれを選ぶか非常に悩ましいところです。

省エネ性能の高い照明としてLEDが気になるところですが、いろいろ調べていくと、現状はLEDが他より完全に優れているとも言い切れないことが分かってきました。

その主な理由は、以下のとおり。

(1) 初期コストが高い

ご存知のとおり、LED照明は初期コストが高くなります。我が家のケースでは、正確に比較したわけではありませんが、全てLEDにした場合、20~30万円ぐらい初期コストがアップしそうな感触でした。

20万円なんて建築コスト総額と比べたら大したことないじゃないか、と思うかも知れませんが、そんなことはありません。

もともと家づくりの予算には限度があるため、打ち合わせの過程で様々な取捨選択をしながら、予算のギリギリ範囲内でなるべく良い家が建てられるよう、あれこれ悩むわけです。

なので、照明で20万円の追加コストが必要になると、例えば我が家の場合、タンクレストイレ・床暖房のいずれかを諦めるか、風呂・キッチンなど設備のグレードを落とさないといけません。

(2) ランニングコストは、蛍光灯との比較ではそれほど違わない

初期コストが高いけど、電気代が圧倒的に安いので何年かで初期コストを回収できる、というのがLED導入の一般的な理由です。

でも、これはあくまでも白熱電球との比較。蛍光灯も実は省エネ性能が高く、蛍光灯とLEDの比較だと、さほど大きな差はないんです。1日数時間程度の使用では、電気代の差は微々たるものです。

白熱電球、蛍光灯、LEDの経済性比較については、インターネット上で様々な試算を見ることができます。

例えば、あるサイトの試算では、LED照明の寿命とされる40,000時間の使用で、蛍光灯と比較して約5,000円お得になるとのこと。でもこれって、例えば1日6時間使用しても、1年当たりのメリットは270円程度ってことです。

ただ、将来的に電気料金が上がると計算結果が変わってくるので、東電の電気料金値上げに関する最近の議論の行方は気になるところです。

(続く)

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