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2012年2月3日金曜日

照明計画 (2)


(前の投稿からの続きで、LED照明のデメリットを書いてます。)

(3) 演色性に劣る

演色性というのは、照らされたモノが、どれだけ自然光で見るのに近い色で見えるか、という意味です。

演色性の測定指標として、演色性評価数(Ra)というのがあります。白熱電球がRa100であるのに対し、蛍光灯はRa80~90程度、LEDはRa75~80程度だそうです。

蛍光灯、LEDとも白熱電球には劣りますが、両者の比較では蛍光灯の方がやや優位ってことですね。

LED光源下で、モノが全体的に青白く見えたりするのはこのためです。

ちなみに、一般的な屋内照明はRa80以上、一般的な作業の工場はRa60以上、美術館・博物館などはRa90以上が望ましいとされているそうです。


(4) LEDは照明器具の主流になるか?

将来的にLED照明の価格・性能が改善し、今後LEDが照明の主流になるかといえば、そうとも限りません。現在でも、次世代照明の候補として有機ELがありますし。

今回LEDを選んだ場合、次の交換時期は20年後だったりするわけで、その時に照明器具としてのLEDがどういうポジションにいるか、誰も分かりません。

だから、将来的に白熱電球や蛍光灯は時代遅れになるんじゃないか、という心配は、LED照明にも当てはまるわけです。

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こうした検討の結果、我が家の照明は、使う時だけ点灯する場所(トイレ、洗面室、クローゼット内など)は白熱電球、それ以外は全て電球色の蛍光灯を採用することにしました。

屋外の夜間照明など、長時間点灯が前提となる部分はLEDにすることも検討しましたが、屋外用のLED照明は寿命がきたら器具ごと交換する必要がある製品しか見つからず、それも面倒かなと思ってやめました。

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